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6月の完全失業率、4年8か月ぶりの低水準

2013年7月30日 14:07
6月の完全失業率、4年8か月ぶりの低水準

 6月の完全失業率は3.9%となり、4年8か月ぶりの低い水準まで改善したことがわかった。

 総務省が30日に発表した労働力調査によると、6月の完全失業者数は260万人で、37か月連続で減少した。この結果、6月の完全失業率も前月より0.2ポイント改善し、3.9%となった。完全失業率が3%台まで改善したのは、2008年10月以来、4年8か月ぶりのこと。

 菅官房長官は会見で、「雇用情勢は着実に改善しており、アベノミクスによる景気回復に向けた動きが雇用にも波及し始めている」と述べた。

 一方、厚生労働省によると、仕事を求める人、1人あたりの求人数を示す有効求人倍率は、6月は0.92倍となった。前月より0.02ポイント上昇し、4か月連続の改善。厚生労働省は、雇用情勢について、「一部に厳しさが見られるものの改善している」とし、2か月ぶりに判断を上方修正した。