円安などの影響で、ＡＮＡホールディングスは３０日、今年４月から６月までの決算が増収減益になったと発表した。

　ＡＮＡホールディングスは今年４月から６月までの連結決算で、売上高は３５８３億円で増収に、純利益はマイナス６６億円の減益になったと発表した。ボーイング７８７の運航停止が約８０億円の減収要因となり、円安による燃油費の増加が約９０億円の減益要因となった。

　一方、エアアジア・ジャパンの運航を停止した後にスタートさせる新しい格安航空会社（ＬＣＣ）については、８月中旬頃に新しい社名を発表し、詳細な路線計画や運賃などについては９月下旬に発表するという。新しいＬＣＣは、成田や名古屋発着の、国内や海外のリゾートを中心とした路線になる予定で、１２月末頃に運航を開始する方針。