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原子力規制委、大飯原発の破砕帯を調査

2013年7月27日 13:56
原子力規制委、大飯原発の破砕帯を調査

 福井・おおい町にある関西電力の大飯原発で、原子力規制委員会による現地調査が27日朝から始まり、再稼働に向けた重要なポイントの破砕帯の活動性を調べている。

 関西電力は大飯原発について、新しい規制基準に基づいて再稼働に向けた安全審査を申請している。しかし、敷地内を走る破砕帯について活断層かどうかの結論が出ておらず、規制委員会は大飯原発の安全審査に着手していない。

 こうした中、規制委員会の調査団が27日朝から、大飯原発で破砕帯の活動性を調べる現地調査に取りかかった。調査では原子炉建屋の南側に掘られた「トレンチ」と呼ばれる穴で地層の状態などを確認した他、ボーリング調査で出た資料をチェックしている。

 現地調査は28日までで、今後の評価会合などを経て、敷地内の破砕帯が活断層かどうか判断する。