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警察庁長官が福島第一原発視察 警官を激励

2013年7月26日 21:06
警察庁長官が福島第一原発視察 警官を激励

 警察庁長官が26日、原発警備の最重要拠点と位置づけている福島第一原発を視察し、警戒・警備にあたっている福島県警の警察官を激励した。

 警察庁・米田壮長官は26日、福島第一原発の敷地内をバスで視察した後、防護服と防弾チョッキを身に着けた機動隊員を前に「原発警備の最後の砦(とりで)であり、的確に対処してほしい」などと激励した。

 米田長官「第一原発は事故による損傷が激しく、対テロ対策の観点からも脆弱(ぜいじゃく)性があります。警察としては、その『防』に万全を期すべく、要員には緊張感をもって勤務してもらいたい」

 福島第一原発では、3号機周辺の放射線量が依然として高い状態が続いているため、常に数値を確認しながら警備にあたっているということで、通常の警備態勢に戻るには数年かかる見通しだという。

 福島県警には現在、全国の警察から220人の警察官が応援部隊として派遣されていて、警察庁は今後もこの態勢を継続していくという。