×

休戦60年記念行事 北朝鮮から記者報告

2013年7月25日 19:43
休戦60年記念行事 北朝鮮から記者報告

 朝鮮戦争が休戦となってから27日でちょうど60年を迎える北朝鮮では記念行事が始まっていて、25日は金正恩第1書記が海外メディアの前に姿を現した。首都・平壌から鹿野正樹記者が報告。

 25日朝、休戦60年のタイミングにあわせて新たに作られた、朝鮮戦争で戦死した兵士らの墓地の落成式が行われた。金第1書記は軍や党の幹部らと共に出席し、周辺からどよめきの声が上がった。

 墓地建設に関わった人「この手で造った建設物を敬愛する元帥にお見せできて、興奮を禁じえません」

 こうした記念行事は相次いで行われているが、朝鮮戦争について北朝鮮は、アメリカに勝利したと位置づけていて、60年という節目の年に、国威発揚を狙ったものといえる。

 また、アメリカに対しては、敵視政策をやめ、休戦協定ではない、平和協定の締結を改めて求める狙いもあるみられる。

 27日には大規模な軍事パレードが行われるとみられていて、新たな兵器が公開されるのかなどが注目されている。