原発の運転再開に向けて安全審査を申請した５つの原発が新しい規制基準に適合しているかどうかを判断する原子力規制委員会の審査会合が、１６日朝から始まった。

　１６日の審査会合には、新規制基準の施行当日に安全審査を申請した４つの電力会社が出席し、５つの原発の申請内容について説明を行っている。午前は、九州電力が川内原発１・２号機、北海道電力が泊原発の１号機から３号機について、地震・津波や、テロなどの過酷事故に対する安全対策などについて説明した。

　午後には、四国電力の伊方原発３号機、関西電力の高浜原発３・４号機、大飯原発３・４号機についての説明が行われる。

　規制委員会は、３つのチームの８０人態勢で審査を続け、今後、半年後程度をメドに新基準への適合性について判断を下す方針。