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奥尻島で地震追悼式典 津波の紙芝居も

2013年7月13日 4:02
奥尻島で地震追悼式典 津波の紙芝居も

 1993年に発生した北海道南西沖地震から12日で20年を迎えた。最大の被災地となった奥尻島では追悼式典が開かれた。

 奥尻町が主催の追悼式では、遺族や北海道の高橋知事が黙とうをささげ、犠牲者を悼んだ。

 奥尻島は1993年の南西沖地震で死者・行方不明者が198人に上る大きな被害が出た。町は今年で南西沖地震から20年の節目を迎えたことで区切りをつけようと、町主催の式典は今年で最後としている。

 また、児童7人が死亡または行方不明になった青苗小学校では、全校児童62名が参加し、学校の裏山に逃げる想定で津波の避難訓練が行われた。

 訓練後は津波を経験した町民が紙芝居で子どもたちにいち早く高台に逃げる大切さを語り継いでいた。