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福島第一原発 井戸から最高濃度のセシウム

2013年7月9日 12:50
福島第一原発 井戸から最高濃度のセシウム

 福島第一原発の海側の井戸で高濃度の放射性物質が検出された問題で、新たに掘った観測用の井戸から1リットルあたり2万7000ベクレルと、これまでで最も高い濃度の放射性セシウムが検出された。

 高い濃度の放射性セシウムが検出されたのは、福島第一原発2号機の取水口近くの観測用に掘った井戸で、1リットルあたり2万7000ベクレルの値が検出された。この井戸の地下水は、これまでは最大300ベクレル程度と低い値だった。

 東京電力は9日、その原因について「土の中のセシウムが汚染水を採取する際に混入した可能性があるが、なぜ高いのか理由は分からない」としていて、詳しい分析を行うとしている。