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大飯原発、9月定期点検まで“運転継続”へ

2013年7月3日 13:24
大飯原発、9月定期点検まで“運転継続”へ

 原子力規制委員会は、国内で唯一稼働している福井県の大飯原発3・4号機について、「ただちに安全上重大な問題は生じない」とする報告書を了承し、9月の定期点検まで事実上、運転継続を認めた。

 原子力規制委員会の評価会合は、大飯原発3・4号機が今月8日に施行される新たな規制基準に適合しているかを確認するため、4月から、現地調査を含めて地震・津波や重大事故対策などの事前確認を進めてきた。

 その結果、先月末の時点で「ただちに安全上重大な問題は生じない」とする報告書をまとめ、3日の規制委員会で了承された。これにより、3・4号機は定期点検に入る9月まで事実上、運転継続が認められる。

 一方、大飯原発をめぐっては、敷地内を通る断層が活断層かどうかを調べるため、規制委員会の調査チームが今月中にも3度目の現地調査を行う予定で、調査結果によっては運転継続の結論に影響を与える可能性もある。