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路線価、5年連続下落 都市部では上昇も

2013年7月1日 15:21
路線価、5年連続下落 都市部では上昇も

 相続税などの算定基準となる土地の評価額「路線価」が1日に発表され、全国平均は5年連続の下落となった。一方、一部の都市では上昇傾向が出ている。

 国税庁が1日に発表した路線価の全国平均は、昨年比約1.8%減少し、5年連続の下落となった。一方、県庁所在地では金沢市・那覇市・横浜市の3都市で5%以上の上昇が見られた。最も上昇率が大きかったのは金沢市で、6.3%となった。2015年に北陸新幹線の開業が予定されていることが影響を与えたとみられる。また、東京都内では、スカイツリーから近い浅草で9%上昇した。スカイツリー効果で観光客が増えたことが影響を与えたとみられている。

 全国で最も路線価が高かったのは、28年連続で東京・銀座の鳩居堂前で、1平方メートルあたり2152万円となった。