×

パナソニック、国内携帯電話事業の縮小検討

2013年6月30日 0:39
パナソニック、国内携帯電話事業の縮小検討

 大手家電メーカー「パナソニック」が、国内の携帯電話事業の大幅な縮小を検討していることがわかった。

 関係者によると、パナソニックは今年の冬以降、NTTドコモ向けのスマートフォンの新製品の供給を見送るなど、国内向けの携帯電話事業を大幅に縮小する方向で検討しているという。

 パナソニックの携帯電話事業は昨年度、約80億円の赤字を計上していて、中期経営計画で掲げた「事業部ごとの5%の営業利益」達成に向けて、消費者向けから法人向けのいわゆる「BtoB」に軸足を移すことや、海外展開を強化する方針を打ち出している。

 2年連続で7500億円以上の赤字を計上したパナソニックは、他にもテレビなど赤字の大きい事業の見直しを早急に進めることで、今年度は500億円の黒字化を見込んでいる。