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「協力金」千円を任意徴収へ…富士山入山料

2013年6月29日 10:03
「協力金」千円を任意徴収へ…富士山入山料

 この夏に試験導入される富士山の入山料の内容が決まった。来月25日から最大10日間にわたって、1人から1000円を任意で徴収する。

 28日に開かれた富士山世界文化遺産協議会の作業部会には、山梨・静岡両県の地元関係者らが出席し、入山料の中身について議論した。会議では有識者委員会の提言を基に、県側が試験導入する際の具体案を説明し、おおむね了承された。

 これにより、入山料は7月25日から8月3日までの最大10日間にわたり、1人から1000円を任意の協力金として徴収することが決まった。徴収は、山梨・静岡両県にある4つの登山道で、午前9時から午後6時まで行われる予定。徴収期間については、地元のイベントと重なるため、県側が来月上旬をメドに日程を調整することになった。

 山梨県観光資源課・荒井洋幸課長「いくつか、これからしっかりと検討しなければならない課題がある。実施方法や実際の具体的な使い方、使途だとか、実施主体はどこがなるのか」

 また、会議では、入山料の徴収にあわせ、下山者を対象に入山料の賛否などを問うアンケートを実施することも決めた。