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各党幹事長ら、年金制度改革などで論戦

2013年6月29日 18:23
各党幹事長ら、年金制度改革などで論戦

 参議院選挙が来月4日に公示されるのを前に、各党の論戦が激しくなっている。29日朝、各党の幹事長らが日本テレビ系列の「ウェークアップ!ぷらす」に出演し、年金制度改革などをめぐり議論を交わした。

 自民党・石破幹事長「この(年金)制度は維持できる。経済がよくなれば正規雇用が増える、加入者も増える、払う額も増える、さらに安定するということ」

 民主党・細野幹事長「今の年金制度はすでに公平性を失っていて、やはり大改革が必要だということ。1年以内に年金制度改革について議論しようとなっていたのに、全く前に進んでいないのは残念」

 日本維新の会・松井幹事長「自分が掛けたものは返ってくる制度に変えていく、これが賦課方式から積立方式への移行。こうでないと納得できません」

 公明党・井上幹事長「(今の制度が)破綻することは全くありません。その上で大事なことは、低年金の方に対してさらに加算年金のような制度を充実させていく」

 みんなの党・江田幹事長「支給開始年齢を引き上げなきゃいかんとか、税金投入量を上げなきゃいかんというのは、即そのまま破綻、維持可能じゃない。我々は積立方式だ。払った分だけ返ってくる」

 生活の党・鈴木幹事長「私たちは『消費ポイント制』。消費をすればそれに対してポイントが付く。そのポイントを将来還元する。年金に代わるものをやっていく」

 共産党・市田書記局長「無年金・低年金なくすために今、基礎年金国庫負担2分の1で3万3000円、これを加入期間の差なく、3万3000円を最低保障して保険料分を上乗せする」

 社民党・吉田幹事長代理「年金に対する不信も高まっている中で、うちは『基礎的暮らし年金』。最低保障年金と所得比例年金の組み合わせで」

 みどりの風・亀井幹事長「賦課方式を維持しながら積み立てに移行するのはなかなか難しい。どうやって今の制度を維持するか、積立方式の考え方を少し取り入れる」

 参議院選挙は来月4日公示、21日投開票となっている。