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“ネット討論会”で各党党首が論戦

2013年6月29日 4:05
“ネット討論会”で各党党首が論戦

 参議院選挙は来月4日公示、21日投票とする日程が正式に決まった。各党党首は28日夜、ネット討論会に参加して自らの主張をアピールした。

 自民党・安倍首相「我々は政権に復帰をし、次元の異なる3本の矢の政策によって、日本を覆っていた空気は大きく変わりました。この夏の選挙、何としても勝って、ねじれを解消し、誇りある日本を取り戻したい」

 民主党・海江田代表「働く人たちの賃金が上がっていない中で、物価高だけでは、これは国民の生活は苦しくなる一方であります。私たちは、これまで日本を支えてくれた中間層を厚く、そして豊かにする」

 公明党・山口代表「連立政権の経済対策は確実に実績を生みつつある。若い人たちの力をもっと生かせるような成長戦略を進めていき、結果として若い人たちの賃金が上がる、また雇用が増える状況をつくりださなければならない」

 みんなの党・渡辺代表「まともな国家経営をやっていく上には、戦う規制改革が必要です。既得権3分野、電力・農業・医療、こういう分野に切り込んでこそ、日本の真の成長がある」

 生活の党・小沢代表「雇用の安定化と消費税増税の凍結、また、新しいエネルギーへの大転換、TPP(=環太平洋経済連携協定)とは異なる自由貿易の推進、国民の命と暮らしと地域を守っていきます」

 共産党・志位委員長「大企業が抱えている260兆円の内部留保の一部を活用して、賃上げと非正規社員の正社員化をはかり、景気回復の突破口を開きたい」

 社民党・福島党首「優しい社会をつくります。優しい社会とは、安心して子供を産み育て、働き続け、安心して年を取ることができる社会です」

 みどりの風・谷岡代表「男女の格差、これを縮めなければならない。女性と若者がいきいきとした日本をつくって、活力になるような豊かな国をつくっていきたい」

 また、公務のため欠席した日本維新の会・橋下共同代表は、「改革は既得権に支配された政党には絶対できない。未来を切り開くことができるのは、批判や反論から逃げない日本維新の会だけだ」などとコメントを寄せた。

 参議院選挙は来月4日公示、21日に投開票という日程が正式に決まり、各党の論戦が本格化する。