政府は２８日、国家公務員制度改革の基本方針を決定した。中央省庁の幹部人事を一元管理するために「内閣人事局」を来年春に新たに設置することを目指す、などとしている。

　安倍首相「来年の春に内閣人事局を設置することを目指し、稲田大臣を中心に、早急かつ丁寧な検討を進めていただきたいと思います」

　政府は、２８日朝に開かれた国家公務員制度改革推進本部で、各省庁の幹部公務員の人事を一元管理するため「内閣人事局」を来年春に設置することを目指す、などとした基本方針を決めた。背景には、幹部人事を首相官邸で管理することにより、政治主導を強化していく狙いがあるとみられる。

　政府は、秋の臨時国会に関連法案を提出し、成立を目指す考え。