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調査捕鯨めぐる裁判、日本に不利な情勢?

2013年6月27日 21:06

 南極海での日本の調査捕鯨をめぐり、オーストラリアが捕鯨の停止を求めている国際訴訟で、双方の政府が意見を述べ合う弁論が26日、オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)で始まった。

 今回の裁判では、裁判官が多数決で判決を出すが、裁判官の国籍は日本やオーストラリアを含む16か国。このうち10か国は反捕鯨国で、日本にとっては厳しい環境での裁判となっている。

 鶴岡公二外務審議官「オーストラリアの主張を、法廷の中で十分、我々も聞いた上で、どのように反応するかを我々の中でも十分検討した上で考えたい」

 菅官房長官「我が国の主張に自信を持っておりますので、法廷でしっかり主張していきたいと思います」

 日本は内外の鯨や国際法の専門家など50人を動員し、万全の対応を取って臨んでいる。今回の裁判の弁論は来月16日まで行われ、早ければ年内にも判決が出る見通し。