×

市民グループ抗議の中、MOX燃料が到着

2013年6月27日 12:11
市民グループ抗議の中、MOX燃料が到着

 27日朝、原発の使用済み燃料を再利用するプルサーマル発電用のMOX(混合酸化物)燃料が、東日本大震災以降、国内で初めて福井県の高浜原発に到着した。国や関西電力、県の検査を終えて、荷降ろしが始まる予定。

 MOX燃料は、反対派の市民グループが抗議行動を繰り広げる中、高浜原発に到着した。関西電力は3年前、フランスの燃料加工メーカーに高浜3号機用として新たに20体の製造を依頼したが、その後、東日本大震災が起きて輸送が遅れていた。

 来月8日には、原発の新たな規制基準が施行され、関西電力は高浜3・4号機の再稼働に向けた手続きを申請する予定だが、27日に運び込んだMOX燃料をいつどのような形で使うのかは、まだ決まっていない。