２７日の東京株式市場で、日経平均株価は４営業日ぶりに値を上げ、１万３２００円台を回復した。終値は前日比３７９円５４銭高の１万３２１３円５５銭。日経平均株価の上げ幅は、今年５番目の大きさだった。

　欧州中央銀行（＝ＥＣＢ）のドラギ総裁が、金融緩和策が当面続くとの認識を示したことから前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が値を上げたことを受け、東京株式市場は買い注文が先行した。また、午後に中国・上海株式市場で株価が値を上げたことで、中国関連株を中心に幅広い銘柄の株が買われ、ほぼ全面高の展開となった。他の主要なアジアの株式市場で株価が、値を上げていることも東京株式市場の株価上昇の要因となった。

　東証１部の売買代金は概算で２兆１１０５億円。売買高は概算で２６億９３７１万株。