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露大統領 CIA元職員引き渡し拒否の考え

2013年6月26日 9:09

 アメリカ政府による通信情報収集を暴露したCIA(=中央情報局)の元職員について、ロシアのプーチン大統領は、モスクワの空港内に留まっていることを明らかにした上で、アメリカへの引き渡しを拒否する考えを示した。

 CIAの元職員、エドワード・スノーデン氏について、プーチン大統領は25日、モスクワの空港内のトランジットエリアに留まっていることを明らかにした。ロシア政府がスノーデン氏の滞在を認めたのは初めて。プーチン大統領はアメリカ政府が身柄の引き渡しを求めていることについて、「投獄するために(アメリカに)引き渡すべきかどうか、個人的にはしたくない」と述べた。

 プーチン大統領は、スノーデン氏が入国手続きをしていないこと、アメリカとロシアの間に身柄引き渡しに関する協定が結ばれていないことを挙げ、身柄の引き渡しを拒否する考えを示した。