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NY株100ドル高 中国当局声明など好感

2013年6月26日 8:18

 アメリカ・ニューヨーク株式市場で25日、中国の金融市場が落ち着くとの見方が広がったことなどから、ダウ平均株価は100ドル以上値を上げた。

 ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比100ドル75セント高の1万4760ドル31セントで取引を終えた。先週、アメリカの金融緩和政策が縮小されるとの見方が広がり、さらに中国の金融への不安感もあって、株価は大きく下落していたが、25日は中国当局が金融市場を落ち着かせるとの声明を出したことに加え、アメリカでも新築住宅の着工件数が伸びるなど、経済指標の内容が良かったことなどから、株価も値上がりした。市場関係者は「金融緩和縮小への懸念は、一度、株価の大幅下落で消化され、この先、株価は少しずつまた上がっていくのではないか」と話している。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比27.13ポイント高い3347.89で取引を終えている。