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NYダウ139ドル安 中国の株価急落影響

2013年6月25日 9:54

 24日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、中国での株価急落やアメリカの金融緩和縮小への懸念から130ドル以上と大きく値を下げて取引を終えた。

 24日のニューヨーク株式市場は、中国・上海株式市場で株価が大きく下落した流れをつぐ形で、取引開始直後から売りが進んだ。市場関係者によると「中国が金融引き締め政策を維持することで、中国の景気が減速するとの悲観的な見方が広がっている」という。また、アメリカの金融緩和について、年内の縮小が現実味を帯びてきたことも売りの材料となり、ダウ平均株価は一時240ドル以上下落した。

 ただ、ミネアポリス地区連邦銀行総裁が「失業率が7%を下回るまで金融緩和は続けるべき」と発言したことなどをきっかけに、午後に入ると買い戻しの動きが進んだ。結局、ダウ平均株価は前週末比139ドル84セント安の1万4659ドル56セントで取引を終えた。

 ナスダック総合指数は36.49ポイント低い3320.76で取引を終えている。