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拉致問題、日本の主張はおかしい~盧大統領

2013年6月25日 9:00

 2007年に行われた韓国と北朝鮮による南北首脳会談で、当時の盧武鉉大統領が金正日総書記に対し、拉致問題に関する日本の主張は「おかしい」などと述べていたことが明らかになった。

 韓国の情報機関「国家情報院」は24日、2007年10月に行われた南北首脳会談の議事録を国会議員に公開した。議事録によると、盧大統領は金総書記に対し、日本人拉致問題をめぐり「(拉致問題での)日本側の主張をきいてみたがよく分からない。おかしい」などと言及。日本への不信感を表明していたことが分かった。

 また、盧大統領は「(各国の首脳との会談で)北朝鮮の報道官・弁護人の役割を果たした」と述べるなど、北朝鮮側に近い立場でふるまったことを強調していた。