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近藤文化庁長官帰国、富士山決定の喜び語る

2013年6月25日 11:14
近藤文化庁長官帰国、富士山決定の喜び語る

 先週、カンボジアで開かれたユネスコの世界遺産委員会で、富士山が静岡市の三保松原も含めて世界遺産に登録されることが決まったが、日本政府代表団の陣頭に立った近藤誠一文化庁長官が25日に帰国し、登録決定の喜びを改めて語った。

 午前7時過ぎに成田空港に到着した近藤長官は、報道陣の取材に笑顔で応じた。

 近藤長官「何回思い起こしてもうれしいですね。その度に思うが、ここまでこられたのは20年ぐらいにわたるいろんな方々の努力があって、その積み重ねがやっと成果を上げたと思う。最後の瞬間に立ち会えて本当に光栄だったし、ラッキーだったと思う」

 ユネスコの諮問機関から、富士山から遠いなどの理由で除外が勧告されていた三保松原が、近藤長官らによる各国の関係者らへのロビー活動が実り、登録に至った。

 近藤長官は去年富士山に登った際に、頂上から三保松原を見たものの、現地に行っていなかったということで、早速25日午後、三保松原を視察するという。