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“0増5減”区割り法、衆院で再可決・成立

2013年6月24日 16:37
“0増5減”区割り法、衆院で再可決・成立

 26日に会期末を控え、国会では与野党の対立が続いている。参議院では24日朝、予算委員会の集中審議が行われる予定だったが、政府・与党は、参議院議長への不信任案を提出していることを理由に、欠席した。

 石井参院予算委員長「今回内閣がとった措置は、参議院予算委員会を愚弄(ぐろう)するものであり、憲法の精神に反するものである」

 審議は結局行われず、民主党の石井委員長は閣僚の欠席を厳しく非難した。

 一方、菅官房長官は、「予算委員長からの出席要請については、議長の不信任決議案が未処理の状況にあると、そういうことからも考えて判断するのが適当だという形で政府として判断した」と反論している。

 こうした中、参議院で審議されないままとなっている「衆議院の小選挙区を0増5減するための区割り法案」について、与党側は24日朝、参議院で否決されたものとみなすべき、との動議を提出した。動議は衆議院本会議で可決された。

 これを受け24日午後、今日2回目の衆議院本会議で区割り法が与党の3分の2以上の賛成多数により再可決され、成立した。

 26日の会期末を前に、国会の最終盤は与野党の対立ばかりが目立っている。