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都議選から一夜明け 予算委の審議行われず

2013年6月24日 13:09
都議選から一夜明け 予算委の審議行われず

 自民・公明両党が過半数を大きく上回った東京都議会議員選挙から、一夜が明けた。国会は、会期末が26日に迫る中、与野党の対立が続いたままとなっている。

 候補者全員が当選した自民党・石破幹事長は、24日朝、来月の参議院選挙に向け、気を引き締めて臨む考えを強調している。

 石破幹事長「1分1秒無駄にせずに、総力を挙げるというのはこういうことである、という選挙を展開する以外に勝つ道はない」

 一方、選挙前と比べ議席数を約3分の1まで減らし、都議会第1党から第4党に転落した民主党は、態勢の立て直しが迫られている。

 民主党・高木国対委員長「この審判については真摯(しんし)に受け止め、党としてしっかり(敗因を)検証していく」

 こうした中、国会では24日朝、参議院の予算委員会で、集中審議が行われる予定だった。しかし参議院議長への不信任案を提出していることを理由に、政府・与党はそろって欠席し、審議は行われていない。

 石井参院予算委員長「今回内閣がとった措置は、参議院予算委員会を愚弄(ぐろう)するものであると同時に、憲法の精神に反するものである」

 また、参議院では審議されないままとなっている「衆議院の小選挙区を0増5減するための区割り法案」について、与党側は24日、参議院で否決されたものとみなすべき、との動議を提出した。

 24日午後の衆議院本会議で与党の3分の2以上の賛成多数で再可決する方針で、国会の最終盤は対立ばかりが目立っている。