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“ロシアのノーベル賞”吉野彰氏が受賞

2013年6月21日 22:29

 リチウムイオン電池を開発した「旭化成」フェローの吉野彰氏(65)が「ロシアのノーベル賞」ともいわれる「グローバルエネルギー賞」を受賞し、21日、ロシア・サンクトペテルブルクで授与式が行われた。

 グローバルエネルギー賞はエネルギー分野で功績のあった研究者をたたえるロシアの賞で、日本人が受賞するのは2人目。吉野氏はリチウムイオン電池の原型を世界で初めて開発し、ノート型パソコンや携帯電話などの他、ハイブリッド車の普及に貢献したと評価された。

 吉野氏「重みを感じます。これからはエネルギー問題で、もう一度リチウムイオン電池が貢献しなければいけないなと実感しています」

 授与式にはプーチン大統領がメッセージを寄せ、「吉野さんはエネルギー問題の改革に大きな貢献をした」と、その業績をたたえた。