“スマホ訴訟”アップルがサムスンに勝訴
スマートフォンの特許を侵害されたとして、アメリカのアップルが日本サムスンに損害賠償を求めていた裁判で、東京地裁は21日、サムスンが特許を侵害したとして、アップル側勝訴の判決を言い渡した。
この裁判は、スマートフォンの画面を端まで移動すると、画面が跳ね返るように戻る「バウンスバック」という技術をめぐり、アップルが「サムスンのGALAXYにiPhoneの技術をまねされ、特許を侵害された」として、サムスンに対し、損害賠償を求めていたもの。東京地裁は21日の判決で「サムスンの製品はアップルの特許の技術的範囲に属する」として、サムスンによる特許権侵害を認めた。今後、損害賠償の額について審理が続けられる。
アップルはバウンスバックの技術が使われていたGALAXYの3つの機種について、販売差し止めを求める仮処分も申し立てていたが、サムスンによると、この申し立ては退けられた。GALAXYの最新機種では、この技術は使われていないという。