自民党は２０日夕方、「アベノミクス」の推進などを柱とする参議院選挙の公約を発表した。

　石破幹事長「日本がもう一度、みんなが夢と希望が持てる国へ。そして、国民の皆様方お一人お一人にそれを実感していただくように」

　公約は安倍政権の経済政策の推進を前面に打ち出しており、政府が１４日に閣議決定した「成長戦略」の内容の他、大幅な投資減税や法人税率の引き下げなどが盛り込まれている。

　また、原子力規制委員会によって安全と判断された原発の再稼働については「地元自治体の理解が得られるよう最大限努力する」として、推進する立場を示している。

　さらに、沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地については「日米合意に基づく沖縄・名護市辺野古への移設を推進」と明記した他、憲法改正の発議要件を衆参両院で過半数に緩和する憲法９６条の改正など「憲法改正に積極的に取り組んでいく」としている。