×

“いじめ”で2階から転落 小5男児が骨折

2013年6月11日 0:17
“いじめ”で2階から転落 小5男児が骨折

 神戸市の小学校に通う児童が先月、いじめを受け宿泊施設の2階から転落し、足などを骨折していたことがわかった。

 神戸市立の小学校に通う5年の男子児童(10)は先月29日、野外学習で訪れた兵庫県養父市内の宿泊施設で、同級生9人と遊んでいて、罰ゲームとして、施設の二重窓の約3~40センチの隙間に約30分間にわたって閉じ込められた。児童は外側の窓を開けて脱出しようとして4メートル下に転落、背骨と両足のかかとを骨折する重傷を負った。

 当初、学校は保護者らに対し、「遊んでいる中でけがをした」という内容のメールを送ったが、児童の保護者から抗議を受け、「いじめが原因」と訂正していた。

 神戸市教育委員会「9人の児童から事実確認をして両者の言い分を総合して、学校としていじめであると認定しています」

 教育委員会は、「いじめということは認識していたが、加害児童の保護者に配慮して、文言を和らげた。ただ、いじめを隠す意図はなかった」と釈明している。