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元CIA職員が極秘情報収集活動を告発 米

2013年6月10日 13:11

 アメリカの情報当局が個人のものを含む通信情報を広く収集していた問題で、この極秘活動の内幕を告発した男性が名乗り出た。

 「プリズム」と名付けられたこの活動は、NSA(=アメリカ国家安全保障局)などがインターネット大手各社や携帯電話会社の協力を極秘に取りつけ、メールや通信記録などの情報を抜き出していたもの。イギリスのガーディアン紙によると、問題を告発したのはCIA(=アメリカ中央情報局)の元職員のエドワード・スノーデン氏で、今回、実名で証言した。

 スノーデン氏「間違ったことをしていなくても監視・記録される。そしてデータの容量は毎年増え続けます」

 この問題をめぐっては、オバマ大統領が情報収集活動を大筋で認めた上で、「テロ活動の予測や防止に貢献できている」と、その正当性を訴えていた。