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米国務省がテロ動向で報告書 中国に苦言も

2013年5月31日 13:11
米国務省がテロ動向で報告書 中国に苦言も

 去年1年間の世界のテロリズムの動向について、アメリカ国務省が報告書を発表した。

 報告書では「アルカイダ」について、指導者の死亡により中枢組織の弱体化が続いていると分析している。その結果、アルカイダ系の組織はより独自性を強めているとして、「我々は分散したテロの脅威に直面している」と指摘した。また、イランによるテロへの国家的な支援活動が著しく活発になっていると強調している。

 一方、報告書では中国のテロ対策について、「アメリカへの協力は相変わらず十分ではなく、情報交換という互恵関係にも乏しい」と苦言を呈した。