レスリングなど3競技が五輪候補に残る
IOC(=国際オリンピック委員会)は29日、2020年夏のオリンピックで追加される1競技について「レスリング」「野球・ソフトボール」「スカッシュ」の3つを候補に残すことを決めた。
IOCの理事会は、過半数を獲得する競技が出るまで繰り返し投票を行う形式で、ロゲ会長を除く14人の理事が11回投票を行った。レスリングは1回目の投票で過半数を確保する圧倒的な支持を集め、復活に望みをつないだ。
レスリングの吉田沙保里選手「最初に『レスリング』と言われて、本当に跳び上がるほどうれしかった。これで終わるのではなく、最後まで気を抜かないで、9月までしっかり気持ちを入れて頑張っていきたい」
レスリングが決まった後、事前の評価は高くなかった野球・ソフトボールが2番目に決まった。
世界野球・ソフトボール連盟会長のドン・ポーター会長「私たちは逆境をはねのけた」
世界野球・ソフトボール連盟会長の関係者「これからが勝負。まだ0対0よ」
最後にスカッシュが決まり、有力視されていた空手などは落選した。
今回選ばれた3種目のうちどれが最後の1種目となるかは、9月にアルゼンチンで開かれるIOC総会で決まる予定。