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大企業、夏のボーナス過去2番目の伸び率に

2013年5月30日 16:27
大企業、夏のボーナス過去2番目の伸び率に

 大企業の夏のボーナスの平均額が、円安効果などで2年ぶりにプラスに転じている。バブル期以降、最大の伸び率となりそうだ。

 日本経済団体連合会(経団連)の調査によると、これまでに回答のあった大企業、13業種64社の夏のボーナスの平均妥結額は84万6376円と、去年の夏に比べ7.37%のプラスとなった。プラスとなるのは2年ぶりで、バブル期の1990年に次いで、調査開始以来過去2番目の伸び率。

 業種別に見ると、「自動車」の平均妥結額は92万5859円と14.15%のプラス。自動車は、回答のあった8社全てでプラスとなった。

 アベノミクスによる円安効果などで、製造業で唯一、2桁の伸び率となった自動車が全体を引っ張る形となった。最終集計は7月下旬に出る見通し。