×

石破幹事長と沖縄県連会長 移設問題で会談

2013年5月30日 22:49
石破幹事長と沖縄県連会長 移設問題で会談

 沖縄県のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、自民党の石破幹事長は30日、自民党沖縄県連の会長らと会談した。移設について公約にどう書き込むかをめぐり両者の隔たりは大きく、協議は決裂する公算が高まっている。

 県連の翁長会長は石破幹事長に対し、夏の参議院選挙では県連としての公約に基地の「県外移設」を盛り込みたい考えを改めて伝えた。

 一方、石破幹事長は辺野古への県内移設を推進する立場から、「譲ることが出来ない」と述べ、「県外移設」を取り下げるよう求めた。

 沖縄県連翁長会長「(沖縄)県連は県連で独自に政治日程を進めていく状況にもう追い込まれているのが現状」

 両者は引き続き協議を続けることにしているが、主張の溝は大きいまま。こうした中、来月3日には参院選・沖縄選挙区で党公認の立候補予定者が、「県外移設」を盛り込んだ政策を発表する予定。党本部と県連との協議は決裂する公算が高まっている。