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NY株106ドル高 1週間ぶり最高値更新

2013年5月29日 8:43

 28日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、好調な経済指標が発表されたことなどから、ダウ平均株価終値は先週末比100ドル以上と大きく値を上げ、1週間ぶりに過去最高値を更新して取引を終えた。

 アメリカの民間調査会社が28日に発表した、消費者の景況感を表す5月の消費者信頼感指数は、前月比で大きく上昇した。また、別の民間調査会社が発表した住宅価格に関する指標についても、前月に引き続いて上昇したことがわかった。

 市場の予想を上回るこうした経済指標に加え、ヨーロッパ中央銀行(=ECB)や日銀の関係者が金融緩和策の継続を明確にする発言を行ったことで、市場では安心感が広がり、買いが進んだ。ダウ平均株価は先週末比106ドル29セント高い1万5409ドル39セントで取引を終え、1週間ぶりに過去最高値を更新した。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、先週末比29.75ポイント高い3488.89で取引を終えている。