文化庁は、「富士山」の世界文化遺産登録に向けてユネスコ（＝国連教育・科学・文化機関）の諮問機関から除外を勧告された「三保松原」を、除外せずに登録を目指す方針を決めた。

　文化庁は２８日、「富士山」の世界文化遺産登録の条件としてユネスコの諮問機関から除外を求められた「三保松原」について、「構成要素として切り離せない」として、合わせて登録を目指す方針を決めた。

　登録は６月、カンボジアでの世界遺産委員会で決まるが、今後、委員になっている２０の国に対し、価値をアピールしていくことになる。一方で、「鎌倉」についてはユネスコへの推薦を取り下げる方針を決めた。