×

日本海中部地震30年 能代市で防災訓練

2013年5月27日 1:25
日本海中部地震30年 能代市で防災訓練

 104人が犠牲となった日本海中部地震から26日で30年を迎え、秋田・能代市で大津波を想定した防災訓練が行われた。

 能代市で26日、秋田県沖を震源とするマグニチュード8を超える地震が発生し、沿岸部に大津波警報が出されたという想定で訓練が行われた。地域住民が、高齢者や車椅子の人を一時避難所まで誘導する手順などを確認した。

 県の津波被害想定調査で、最大クラスの地震が発生した場合、能代市中心部のほとんどが浸水するとされており、初めて市街地での避難訓練も行われた。

 能代市は「日本海中部地震から30年がたつが、地震の教訓を風化させないよう、今後も訓練を続けていきたい」と話している。