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元慰安婦との面会中止「非常に残念」橋下氏

2013年5月24日 19:05
元慰安婦との面会中止「非常に残念」橋下氏

 旧日本軍の従軍慰安婦問題に関する一連の大阪市・橋下市長の発言について、橋下市長との面会を申し入れていた元慰安婦の韓国人の女性2人が、24日の面会をキャンセルした。

 元従軍慰安婦で韓国人の金福童さんと吉元玉さんは24日、橋下市長と面会する予定だったが、同日午前10時半、2人を支援する団体が2人の意向として面会の中止を申し入れた。

 橋下市長は、旧日本軍の従軍慰安婦問題に関して「軍の規律を維持するために当時は必要だった」などと発言し、女性らは、橋下市長に対して発言の撤回と謝罪を求めていた。

 「私たちは、その場しのぎで臨機応変に術策を変える橋下市長に会う価値も理由もないと判断しました。橋下市長との面談を拒否します」-支援団体は同日午前11時、声明を読み上げ、2人が今後も橋下市長に会うことはないとした。

 橋下市長「非常に残念でしたけれども、先方の皆さんの気持ちが全てですから。丁寧にお話をさせてもらいたかったですが」

 橋下市長は、今月27日に外国特派員協会で会見し、一連の発言の意図を説明する予定。