２３日に急落した東京株式市場の日経平均株価だが、２４日朝は一転、大きく値を上げ、上げ幅は一時、５００円を超えた。

　２４日の日経平均株価は、２３日に歴史的な下げ幅となった反動から大きく値を上げ、ほぼ全面高の展開となっている。２３日の東京株式市場は、市場に過熱感が広がっていたことから、中国の経済指標の悪化をきっかけに利益を確定するための売り注文が急激に増え、日経平均株価は１１００円以上、値下がりした。

　この影響で、主なアジア株、ヨーロッパ株も軒並み大きく下落したが、アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価の終値は小幅な下げにとどまるなど、世界株安にいったん歯止めがかかった形となったことから、２４日の東京株式市場には多くの買い戻しが入っている。