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風疹ワクチン接種の妊婦、中絶の必要なし

2013年5月23日 3:06

 風疹の流行を受けてワクチン接種を受ける人が増える中、妊婦が接種を受けた場合でも中絶の必要はないと産婦人科医の学会が呼びかけている。

 妊娠初期の女性が風疹にかかると胎児に障害が出ることがあり、ワクチンでも同じことが起こる可能性があるとして、厚労省は女性に対し、風疹の予防接種前1か月と接種後2か月は妊娠しないよう指導している。

 しかし、最近、医療機関などに、妊娠に気づかずに予防接種を受けた女性から「中絶した方がよいのか」と不安の声が寄せられているという。これを受けて、日本産婦人科医会はホームページに「世界的に見てもこれまでにワクチンで胎児に障害が出た報告はなく、中絶の必要はないと考えられる」という研究班の見解と、相談を受けつける医療機関名を掲載した。


【URL】
http://www.jaog.or.jp/medical/document/rubella_vaccine.pdf