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潜水艦航行 防衛相「相手に自制促したい」

2013年5月20日 17:44
潜水艦航行 防衛相「相手に自制促したい」

 19日に外国の潜水艦が沖縄県南大東島の領海の外側にある接続水域を10時間以上、潜ったまま航行した。防衛省は中国軍の潜水艦とみていて、小野寺防衛相は20日、「国籍は特定している。相手に自制を促したい」と述べた。

 小野寺防衛相「(潜水艦の国籍は)ある程度、しっかり特定できている。国際法上、接続水域ならただちに違反とはならないので、あくまでも今の段階では、私どもはちゃんと知っているぞ、しっかり把握しているぞというメッセージを伝え、相手に自制を促すということだと思う」

 中国軍の潜水艦が沖縄県や鹿児島県などの接続水域を潜ったまま航行したのは、今月2日と12日に次いで今回で3回目。また、接続水域での航行時間も2日の時は15分程度だったのが、今回は10時間以上と長くなっていて、防衛省では中国軍の狙いを分析するとともに警戒を強めている。