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「そして父になる」カンヌ映画祭で公式上映

2013年5月19日 7:54

 フランスで開かれているカンヌ国際映画祭で18日、最高賞を競うコンペティション部門にノミネートされている日本の映画「そして父になる」の公式上映が行われた。

 公式上映が行われた18日はあいにくの雨となったが、是枝裕和監督をはじめ、出演している福山雅治さん、リリー・フランキーさんらは笑顔でレッドカーペットを歩き、会場入りした。

 「そして父になる」は、6年間育てた息子が病院内で取り違えられた他人の子供だとわかった夫婦を中心に、家族とは何かを問う物語。

 上映前には福山さんらが出席し、記者会見が行われた。

 福山さん「(カンヌには)自分で来たっていうよりも、是枝さんに連れてきてもらったっていう。本当にありがとうございますって感じです。本当に楽しく過ごしてまして、想像していた以上に朝から取材が立て込んでいまして、ハードスケジュールだなと思いながらも、きっと日本でこのスケジュールなら、もっとイライラしていたと思うんですけど、楽しくやることが出来ています」

 今回の映画祭では、三池崇史監督の「藁の楯」もコンペティション部門にノミネートされている。いずれかの作品が最高賞「パルムドール」を受賞すれば、日本映画としては、1997年の今村昌平監督の「うなぎ」以来、16年ぶりとなる。

 カンヌ国際映画祭は26日まで開かれ、最終日に受賞作品が発表される。