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原子力機構理事長が辞任、もんじゅ問題で

2013年5月17日 12:26
原子力機構理事長が辞任、もんじゅ問題で

 福井県の高速増殖炉「もんじゅ」を運営する日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長が17日、相次ぐ点検漏れなどの責任を取って辞任した。

 これは17日の会見で、下村文科相が明らかにしたもの。

 「もんじゅ」を運営する日本原子力研究開発機構は16日、機器の点検漏れが相次いだ問題で、原子力規制委員会から「安全文化が劣化している」として運転再開に向けた作業を認めない処分方針の通知を受けている。

 鈴木理事長は16日、所管する文科省に辞意を表明し、下村文科相も責任を重く見てこれを受理、17日に正式に辞任したもの。

 文科省は今後、信頼回復のため機構の体制強化を図り、責任を持って対応したいとしている。