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甘利氏「異次元景気回復への歩み始まった」

2013年5月16日 12:42
甘利氏「異次元景気回復への歩み始まった」

 内閣府が16日朝に発表した今年1月から3月のGDP(=国内総生産)は、個人消費の伸びに支えられて、2期連続のプラスとなった。

 日本の1月から3月のGDPは、前期比で実質プラス0.9%(年率換算プラス3.5%)だった。株高による消費者心理の改善を背景に、自動車や春物衣料、外食など、個人消費の力強い伸びがGDPを押し上げた。輸出についても、アメリカ経済が持ち直していることから、自動車などを中心に4期ぶりのプラスとなった。

 甘利経財相「異次元の景気回復への歩みが始まった。消費、設備投資ともどもけん引役になるようにしていくことが課題」

 設備投資は5期連続のマイナスとなり、企業の投資への心理には依然として慎重な姿勢が見られる。物価の動きを示すGDPデフレーターは前年同期比マイナス1.2%で、デフレが続いていることを示す結果となった。