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G7閉幕 日本の金融緩和や円安に批判なし

2013年5月12日 0:45

 イギリスで開かれていたG7(=先進7か国)の財務相・中央銀行総裁会議が11日に閉幕し、麻生財務相は日本の金融緩和や円安について批判的な意見はなかったと語った。

 今回のG7では、景気回復のための財政出動と財政健全化のバランスなどが議論され、中期的には財政健全化を進めることや通貨安競争を避けることが重要との認識で一致した。

 円が1ドル=100円の大台を突破し円安が進む中での開催だったが、日本側は、金融緩和はデフレ脱却という国内目的達成のためと説明するなどしたという。

 今後は各国の中長期の財政健全化計画について詰めの議論を行う見通しで、日本は9月にロシアで開かれるG20(=主要20か国)の首脳会議までに信頼性のある計画を策定できるかが焦点になる。