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45億円引き出したサイバー犯8人起訴 米

2013年5月10日 15:50

 アメリカの司法当局は9日、日本を含む約20か国の金融機関のATM(=現金自動預払機)から約45億円を不正に引き出したとして、8人を起訴したと発表した。

 司法当局によると、起訴された8人は22~35歳で、ニューヨークを拠点とするサイバー犯罪組織のメンバーとみられている。手口の詳細は明らかにされていないが、8人は銀行システムに不正にアクセスし、カード番号などの情報を入手。約20か国の銀行のATMから4500万ドル(約45億円)を不正に引き出したという。

 司法当局は今後、日本など約20か国とも連携し、調べを進めることにしている。

 この事件には、ゆうちょ銀行のATMも使われていたが、引き出された現金はカードの発行元の金融機関からで、ゆうちょ銀行や顧客の貯金に被害はないという。