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長妻元厚労相、政府与党の年金問題姿勢問う

2013年5月10日 17:44
長妻元厚労相、政府与党の年金問題姿勢問う

 衆議院本会議で10日午後、厚生年金基金制度の改革法案が審議入りした。「ミスター年金」として知られる民主党・長妻元厚労相は、安倍首相に対し、年金制度改革をめぐる自民党の考え方を明確にするよう強く求めた。

 長妻元厚労相は「民主党政権では厚生年金基金制度を一定の期間の後に廃止すべきとしていた」などと強調した上で、「自民党は、制度は変えないという態度を貫いているが、それは3党合意に反するのではないか」と追及した。これに対し、安倍首相は「3党協議の状況や国民会議での議論を踏まえて対応していく」と述べるにとどまり、議論は平行線に終わった。