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北朝鮮 米韓首脳のメッセージ分析し対応か

2013年5月8日 11:59

 アメリカを訪問している韓国の朴槿恵大統領は7日、オバマ大統領と会談し、北朝鮮の挑発を許さず非核化を求めていく方針で一致。会談後の共同会見で、北朝鮮に対して非核化に舵(かじ)を切り対話を促した両首脳は、足並みがそろっていることを強くアピールした。

 オバマ大統領「我々は挑発行為には褒美を与えない。しかし、北朝鮮がいつでも平和的に非核化の道を選べるようにしている。今こそ金正恩第1書記は、これまでの経緯を踏まえて、異なる道を選択する良い時だ」

 朴大統領「北朝鮮は住民の幸福を犠牲にして核兵器を開発しても、生存することはできません。北朝鮮が国際社会の責任ある一員となれば、私たちは国際社会とともに支援する用意があります」

 また、オバマ大統領は朴大統領が掲げている、対話や支援を積み重ねて北朝鮮との信頼関係構築を目指す「朝鮮半島信頼プロセス」について、「私のやり方と合っている」と理解を示した。その一方で、「挑発行為には褒美を与えない」と繰り返し、非核化に向けた行動を実際に取らなければ対話に応じない方針を強調した。

 北朝鮮は、このオバマ・朴両大統領のメッセージを詳しく分析して、今後の対応を判断していくものとみられる。