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米、シリア反体制派への武器供与を検討

2013年5月3日 13:09

 内戦が続くシリアで、アサド政権が化学兵器のサリンを使用したとの見方が出る中、アメリカのヘーゲル国防長官は2日、反体制派への武器供与を検討していることを明らかにした。

 オバマ大統領はこれまで、アサド政権が化学兵器を使用したことが事実ならアサド政権への対応についてあらゆる選択肢を再検討するとしている。

 こうした中、ヘーゲル国防長官はこれまで行ってこなかった反体制派への武器供与を検討していることを明らかにした。アメリカ政府高官が武器供与を検討していると公の場で明らかにしたのは、これが初めて。

 一方で、ヘーゲル長官は「まだ決まったわけでない」とした上で、決定にはアサド政権が化学兵器を使用したとの確証が必要だと強調した。