×

“世界遺産”富士山 地元では早くも変化が

2013年5月2日 23:18
“世界遺産”富士山 地元では早くも変化が

 富士山が世界文化遺産に登録されることが決定的となったことを受けて、地元では早くも様々な面で変化が出ている。

 多くの観光客でにぎわう静岡・御殿場市の東名高速道路・足柄サービスエリアでは、富士山の形をしたメロンパンが人気となっている。店員・岩田靖子さんは「富士山の形をしているということで、皆さん写真を撮っていて、セットで買っていく人が多い」と語る。

 観光客の反応はホテルにもすでに現れていた。静岡・富士宮市の「富士宮グリーンホテル」の川内正弘さんは、「約160泊分の予約が半日で入った。通常では考えにくい。(Q:一番長く宿泊する人は?)18泊ですね」と語った。

 また、地元のバス会社では、富士山の構成資産をめぐるバスツアーを企画していて、今後、観光客へのサービスを強化していくと話している。

 観光客が増加することは間違いないだけに、地元ではこの好機を逃さないよう、早くも動き出している。